新機能が製品の中核となるポジショニングを変えないのであれば、通常、トップページを書き直す必要はありません。明確な対象ユーザーがいる場合、十分なデモが必要な場合、または個別のプロモーションの受け皿が必要な場合は、専用の機能ランディングページを優先的に検討し、トップページからの導線を設けましょう。「誰の、どのような課題を解決する製品なのか」が変わる場合に限って、トップページの中心的なメッセージ構成を見直す意義があります。
ここでいう専用ランディングページとは、個別のURLを持ち、1つの機能やタスクに焦点を当てたページのことであり、新たなドメインの購入や別サイトの構築を意味するものではありません。すでに公式サイトを持つ多くのチームにとっては、リリースのたびに別のサイトを立ち上げるより、既存サイト内に機能ページを追加するほうが保守しやすい方法です。
本当に決めるべきなのはページ数ではなく、訪問者がページに入った後、何を理解し、何を信頼し、どのような行動を完了する必要があるかです。
トップページは、製品全体への総合的な入口として位置付けることをおすすめします。初めてブランドを知った訪問者には、製品のカテゴリー、対象ユーザー、主な価値、次に進むべき場所を伝える必要があります。すべての人が公開されたばかりの機能に関心を持っている、という前提でトップページを作るべきではありません。
一方、機能ランディングページでは、より具体的な疑問に答えられます。この機能は自分のタスクをどのように処理するのか。どのような入力が必要なのか。何が出力されるのか。どのような場合には適さないのか。購入するプランに含まれているのか、といった疑問です。
両者が同じ内容を取り合う必要はありません。トップページでは短いセクションで新たな価値を示し、機能ページでデモ、制限、利用手順を詳しく説明できます。機能が操作上の利便性を改善するだけのものであれば、マーケティング用のランディングページより、更新履歴やヘルプドキュメントのほうが適している場合もあります。
ページを作る前に、まず2つの文を書いてみましょう。1つは製品全体を要約する文、もう1つは新機能を要約する文です。この2つの文が示す対象ユーザーと価値が明らかに異なる場合は、機能紹介でトップページのポジショニングをそのまま置き換えないようにしましょう。
二、ページを新設するか、トップページを変更するかは、どう判断する?
以下はリリース計画のための判断表であり、コンバージョン効果を保証するものではありません。複数の条件に当てはまる場合は、まず製品のポジショニングが変わるかを確認し、その後でプロモーションの目的を検討してください。
| リリースの内容 | 推奨する対応 | トップページでの連携方法 |
|---|---|---|
| 不具合の修正、細部の最適化、既存フローの小規模な改善 | 更新履歴またはヘルプドキュメント | 通常、中心的な内容を変更する必要はない |
| 既存ユーザー向けの重要な機能で、使い方の説明が必要 | 機能ページと利用ドキュメント | 製品のポジショニングを維持しつつ、導線を追加する |
| 新しい役割のユーザーや新たな利用場面を対象とする機能 | 専用の機能ランディングページ | 関連する利用場面のセクションから誘導する |
| 専用の広告、メール、提携プロモーションがある | プロモーションのメッセージに合ったランディングページ | 単一チャネルのためにトップページを書き直す必要はない |
| 新機能が主な購入理由と製品のポジショニングを変える | トップページ、機能ページ、関連説明を同時に更新する | ファーストビュー、ナビゲーション、主要な行動ボタンを再検討する |
さらに、もっと直接的な問いもあります。**明日この機能の宣伝を中止したとして、トップページの従来の説明は今も正確でしょうか?**正確であれば、まずは部分的な更新にとどめます。製品を十分に説明できなくなっているのであれば、全体的なリニューアルを検討しましょう。
三、専用の機能ランディングページを作る価値が高いのは、どのような場合?
ユーザーが、その機能について個別に購入判断を行う必要がある場合
たとえば、あるAIライティング製品に「チーム向けナレッジQ&A」が追加されたと仮定します。購入を検討する担当者が知りたいのは、従来の記事生成フローではなく、資料の取り込み、アクセス権限、回答の参照元、適用範囲かもしれません。その場合、すべての疑問をトップページに詰め込むと、2種類のタスクが互いに干渉してしまいます。
専用ページなら、こうした購入時の疑問を軸に内容を構成できます。ただし、ページで紹介できるのは、すでに備わっている機能だけです。訪問者が権限について気にしているからといって、実際には存在しない権限制御を約束する記述を独自に加えてはいけません。
リリースに明確なプロモーションの入口がある場合
メールで「既存のドキュメントを使ってプリセールスの質問に回答する」と訴求しているのに、クリック先が「汎用AIアシスタント」としか説明していないトップページであれば、メッセージにつながりがあるかを見直す必要があります。より適切なのは、ランディングページでもメールで訴求したタスクを引き続き説明し、そのうえで訪問者をトライアルや予約へ案内する方法です。
継続的に保守する価値がある機能の場合
営業担当者がその機能の紹介を繰り返し送付し、ヘルプセンターからもリンクする必要があるなら、一度きりのリリース告知よりも、長期的に維持する機能ページのほうが適しています。反対に、説明が更新内容の一文だけで済み、独立した利用場面もないのであれば、リリースの話題性を高めるためだけにページを増やす必要はありません。
四、トップページを変更すべきなのは、どのような場合?どこまで変更するべき?

新機能によって主要な対象ユーザー、主な提供成果、または購入理由が変わる場合、トップページも同時に調整する必要があります。たとえば、製品が個人向けライティングツールからチーム向けコンテンツ共同作業システムへ移行したなら、従来のポジショニングを使い続けることで、新たな製品範囲が伝わらなくなる可能性があります。これはポジショニングの変化を説明する仮定の例であり、特定の製品事例ではありません。
影響範囲に応じて、変更の程度を選べます。
- 軽微な更新:告知バー、新機能カード、関連セクションへの導線を追加し、既存のファーストビューは変更しない。
- 部分的な再配置:価値を説明するセクションの順序を調整し、新しい機能と従来の機能の関係を明確にする。
- ポジショニングの見直しを伴うリニューアル:ファーストビュー、対象ユーザーの説明、中核となる利用フロー、主要な行動ボタンを書き直し、料金と製品説明にも整合性があるか確認する。
発表会が近いという理由だけで、トップページのファーストビュー全体を新機能名に置き換えてはいけません。変更前の版を保存し、失ってはいけない内容を洗い出しましょう。ブランドの説明、従来の主な用途、既存ユーザー向けの入口、信頼性を示すために必要な情報などです。
五、トップページと機能ページを重複させずに連携させるには?
「トップページで価値を要約する—機能ページで利用場面を説明する—ドキュメントで操作を説明する—製品内でタスクを完了する」という導線をおすすめします。ページ同士は明確なリンクでつなぎ、文章のかたまりを繰り返して一貫性を保とうとしないことが大切です。
トップページのセクションでは「何が追加され、誰に適しているか」に答え、機能ページでは「なぜ使う価値があり、どう始めるか」に答え、ドキュメントでは「具体的にどう設定し、問題が起きたらどうするか」に答えます。料金ページでは、その機能がどのプランに含まれるかを明確にし、訪問者が複数のページを見ながら利用資格を推測しなくて済むようにします。
公開前に名称を統一することは、特に重要です。トップページでは「ナレッジアシスタント」、機能ページでは「企業向けQ&A」、製品内では「インテリジェント検索」と呼びながら、それらの関係を説明しない状態は避けましょう。まず正式名称を決め、そのうえでユーザーが理解しやすいタスクの説明を一文添えるとよいでしょう。
専用ページを孤立させてもいけません。少なくとも、どこから見つけてもらうのか、次にどこへ進むのか、誰が更新を担当するのかを明確にしてください。入口も行動導線も保守担当者もないページを、「公式サイトのコンテンツを充実させる」という理由だけで公開するべきではありません。
六、機能ランディングページには、どのような内容が必要?
まず疑問に答え、その後でビジュアルの形式を考えましょう。以下の順序でページの初稿を作成できます。
- 端的な結論:対象ユーザー、具体的なタスク、提供できる成果を一文で明確にする。
- タスクの例:入力、処理の流れ、出力を示す。サンプルデータは、その性質を明記し、顧客の実績と誤解されないようにする。
- 利用手順:どこからアクセスし、何を準備し、次にどう操作するかを説明する。
- 機能の限界:対応範囲、人による確認が必要な工程、提供状況、既知の制限を明記する。
- プラン上の条件:利用資格、課金ルール、または相談先を説明する。未確定の情報を、確定済みのプランであるかのように示さない。
- 主要な行動:トライアル、デモ予約、利用申請などを選び、ボタンを機能の実際の提供状況に合わせる。
数分で紹介サイトを作り、リード獲得を伸ばす
アイデアを一文で入力するだけで、We0 AI が紹介サイト、ページ、CMS を生成し、公開後の顧客獲得と流入拡大を支援します。
無料登録で完全なプロジェクトを 1 つ生成
1 つの完全な生成フローを試し、最初のプロジェクトのドラフトをすぐに確認するのに最適です。
AI機能では特に、「生成結果が出た後にどうするか」を説明する必要があります。出力に人によるレビューが引き続き必要なら、適切な位置で明記しましょう。デモが事前に用意したサンプルに基づく場合も、どのような入力でも同じ結果が得られると受け取られる表現は避けてください。
先ほどのナレッジQ&Aの例なら、見出しは単に「新しいインテリジェント機能を公開」ではなく、「プリセールスチームが製品資料から回答を探せるように」とすることができます。後者はタスクの方向性を示していますが、その後も実際のデモで裏付ける必要があります。その流れで、根拠のない正答率や効率の数値を追加してはいけません。
七、SEOとAI検索での可視性を、ページ計画にどう組み込む?

「URLを1つ追加すること」を、検索流入を獲得するための十分条件と考えてはいけません。まず、ページが本当に答えるべき疑問を洗い出しましょう。どのような機能なのか、誰に適しているのか、どう使うのか、既存機能とは何が違うのか、どのような制限があるのか、といった疑問です。これらの答えがまだ不足しているなら、大量にページを増やすより先に、内容を補ってください。
ページの役割分担では、トップページはブランドと製品全体を紹介し、機能ページは明確なタスクに焦点を当て、ドキュメントは操作の詳細を扱います。タイトルと概要は、それぞれの内容を要約するものにし、すべてのページで同じ宣伝文句を使わないようにしましょう。
検索やAIの回答で正確に理解されたい企業は、定義、適用条件、操作手順、制限を、それぞれ単独でも意味が通じる段落として記述できます。重要な情報は、デモ動画やインタラクティブな演出の中だけに置かず、本文にも明記する必要があります。
これはコンテンツ構成に関する提案であり、ページのインデックス登録、検索順位の獲得、AIによる引用を意味するものではありません。ページ公開後も、正常にアクセスできるか、内容が製品と一致しているか、訪問者がスムーズにタスクを完了できるかを確認する必要があります。
八、AIウェブサイトビルダーは何を支援でき、何をチームに代わって決められない?
ページを生成することと、ページの役割を決めることは、別のタスクです。we0公式サイトでは、自然言語での要件説明、複数のAIエージェントによる構築、ビジュアル編集、ドメインへのデプロイという流れを紹介しています。チームはこの流れを利用して機能ページの初稿を作成し、その後、内容が製品の実際の状態と一致しているかを人の手で確認できます。
ほかの製品にも、異なる編集方法があります。Readdy公式サイトでは、AIにレイアウトの調整、セクションの文章の書き直し、スタイルの変更を行わせる方法を紹介しており、ページ制作方法の参考になります。ただし、こうした編集機能そのものでは、新機能がトップページの中心的なメッセージに取って代わるべきかどうかは判断できません。
また、Aroopa Incの製品発表資料では、会話形式のテキストを編集可能なウェブページのレイアウトへ変換する機能を説明し、フォームから得たリードを同社のネイティブCRMに取り込み、設定済みのワークフローを起動する流れも示しています。これは、ツール選定時にページの見た目だけでなく、公開後のリードの受け渡し先も確認すべきことを示唆しています。すべてのウェブサイト構築ツールに共通する機能を説明したものではありません。
生成ツールへの要件には、対象ユーザー、タスク、素材、制約、主要なボタン、トップページとの関係を、あらかじめ明記する必要があります。製品チームは事実、マーケティングチームは表現、ウェブサイトの責任者は公開と保守を担当し、これらすべての責任を自動生成に委ねてはいけません。
九、公開から評価まで、チームは具体的に何をすべき?
**まずリリース概要を作成します。**対象ユーザー、中核となる価値、提供範囲、流入の入口、期待する行動を1ページにまとめます。まず機能が利用可能であることを確認し、その後でプロモーションの表現を検討しましょう。
次に訪問者の導線を図にします。「広告またはメール—機能ページ—登録または予約—実際の利用」をつなぎ、文言と状態を1つずつ確認します。機能がまだ公開されていないなら、ボタンは申請やウェイティングリスト登録につなげ、クリックすればすぐに利用できると受け取られる表現にしないようにします。
**公開前に一連の動作をすべて確認します。**モバイルでの読みやすさ、ボタン、フォーム、完了メッセージ、リンク、料金説明、製品内の名称を確認します。リードを収集する場合は、送信後に誰が受け取り、ユーザーにどのようなフィードバックが届くかを確認してください。
**公開後はチャネル別に結果を確認します。**有効な訪問、デモでの操作、行動ボタンのクリック、フォーム送信の完了、有望なリード、その後の機能利用などに注目できます。あらゆる送信を商談機会と見なさないよう、まず「有望なリード」を定義しましょう。
広告用ランディングページとトップページの全体的なコンバージョン率を直接比較して結論を出してはいけません。両者では対象ユーザーや訪問目的が異なる可能性があります。安定した比較を行えるほどのトラフィックがない場合は、まず訪問者がどこで離脱するのか、問い合わせで何を繰り返し質問されるのかを確認し、そのうえでページを調整しましょう。また、トップページが担うほかのタスクに影響が出ていないかについても、観察記録を残す必要があります。
十、よくある質問
新機能には必ず専用ランディングページが必要ですか?
必ずしも必要ではありません。小規模な改善は、更新履歴やドキュメントで説明できます。機能に独立した対象ユーザーがいる場合、複雑な説明が必要な場合、または個別のプロモーション目的がある場合に、専用ページの用途がより明確になります。
専用ランディングページには新しいドメインが必要ですか?
本記事で扱う専用ページに、新しいドメインは必要ありません。すでに公式サイトがある場合は、ナビゲーション、ブランド情報、保守体制を統一しやすいよう、サイト内のページを優先的に検討できます。サイトを分けるかどうかは、事業上の必要性を別途評価するべきです。
トップページと機能ページの両方にトライアルボタンを置くと、重複しませんか?
ボタン名は同じでも構いませんが、それぞれの訪問状況に合っている必要があります。トップページのトライアルは製品全体を対象とし、機能ページでは、トライアル開始後にその機能を直接体験できるか、追加の有効化手続きが必要かを説明する必要があります。
公開後に新機能が新しい顧客層を引き付けた場合、すぐにトップページを変更すべきですか?
まず問い合わせ内容、利用状況、その後の購入判断を確認し、その機能が継続的な中核価値になっているかを見極めましょう。1回のプロモーションで得られたクリックだけでは、製品全体のトップページのポジショニングを決める十分な根拠にはなりません。
関連ツール
- we0:自然言語によるページの構築、調整、公開を行うツールの候補になります。ページの位置付け、機能に関する事実、事業上の約束は、引き続きチームによる確認が必要です。
- Readdy:生成後にレイアウト、文章セクション、スタイルを調整する制作ツールの候補になります。
- Aroopa Apps:ページとリードのワークフローの連携を評価する際の検討対象に適しています。導入前に、具体的な設定と業務への適合性を確認する必要があります。
- 既存のCMSと分析ツール:まず、ページを追加できるか、元のトップページを保持できるか、流入チャネルを区別できるかを確認しましょう。1回のリリースのためだけにサイト全体を移行しないようにしてください。
関連リンク
- we0公式サイト:要件の説明、ウェブサイトの構築と公開の流れ
- Readdy公式サイト:AIによるウェブサイト生成とページ編集の方法
- Aroopa Incの発表資料:AIによるページ生成と業務プロセスの連携
まとめ
新機能の公開時に、トップページをリリース告知ポスターのように作り替えることを標準的な選択にするべきではありません。ポジショニングが変わらない場合は、トップページで製品全体の説明を維持します。独立した利用場面やプロモーションの必要性がある場合は、機能ランディングページで価値、デモ、制限を詳しく説明し、トップページからの導線を設けましょう。主要な対象ユーザーと購入理由が変わった場合に限り、より踏み込んだトップページのリニューアルを検討します。まずページの役割を決め、次にページを制作し、最後に実際の訪問経路と事業上のフィードバックを基に、次の調整を判断しましょう。



